花屋を開業するまでの流れ
花屋は公的な資格が不要で、気軽に始められるとして人気ですが、継続して、売上げを確保していく為には、詳細な販売計画が必要です。
しっかりと自分だけのコンセプトを決めて、開店までの作業を進めましょう。スケジュールは、個々の状況や事情によってことなります。下記のスケジュールは目安として、参考にご覧ください。
開業に必要な知識や技術の習得。（6か月より以前）
花屋を開業するために必要な知識や技術の習得をします。実践的なスクールで学ぶ、花屋に勤務などでスキルアップしましょう。
店舗スタイル（コンセプト）を決める（4～6か月前）
自分のお店が「何」でお客様を喜ばせるのか？お店の「売り」を一言で表すのがコンセプトです。
自分はどんな花屋を作りたいと思うか？を明確にして、コンセプトを決めていきます。
これが決まると、どんな立地にお店を構え、どんな内・外装にするか、商品構成などが明確になっていきます。
ホームページを開設している花屋のページにも、独自のコンセプトを紹介している店舗もありますので、参考にすると良いでしょう。
・どのような客層・目的の人をターゲットにした花屋をつくりたいのか？をイメージしていきます。
・どのような商品を扱った花屋を作りたいのかを絞っていきます。
これらのコンセプトを明確にするために少し具体的な項目を決めて考えます。
・商品の価格帯はどのくらいにしたらよいのか？立地なども考慮し決めていきます。
自分のお店のイメージを細かく考え、固めていきましょう。コンセプトに合わせて、早めに店名も決めると良いでしょう。
事業計画書の策定（4～6ヶ月前）
花屋の開業に際しては、事業計画書の作成が必須です。様々なリスクを考慮したうえで、策定しましょう。
初めて作成する方は、最寄の商工会に相談すると、指導してくれる可能性がありますので、活用しましょう。
資金計画、及び、資金準備（60〜70日前）
花屋を開業するための資金を準備します。自己資金で不足する分は、銀行から借り入れるなど、調達先を確保しておきます。売上や収益の見込み計画も行っておくと、店舗賃料などの概算も出しやすくなります。
店舗の決定（55〜70日前）
花屋の商圏範囲は狭いと言われています。駅周辺や商店街、住宅地であっても、通過点的なところに立地することが望ましいようです。
また、希望の場所が決まっている場合は、商圏内の消費者層の花の購入目的により、店舗のコンセプトや品揃え、価格帯を決めるのも、良いでしょう。
立地については、オープン後の集客・売上を決定する要素ですので、妥協せずに、慎重に検討することが、大切です。
内装業者の選定（50〜60日前）
コンセプトに沿った施工ができる内装業者を選定します。
内装が完成するタイミングを考えて什器・備品の購入、納入を考えましょう。
開業届けや申請(申請するものによって様々)
花屋の開業には基本的には許可申請を行う必要はありません。しかし、開業した場合、開業時に開業届けを出すか、確定申告の際に申告が必要になります。
また、スタッフを雇う場合は、各関係機関に届け出が必要です。
花を仕入れる生花市場に登録（30〜35日前）
花屋は、仕入れが重要と言われています。花は生ものなので、日々仕入れが必須です。一般的には生花市場で仕入れます。市場で仕入れる場合は事前に登録が必要です。
沖縄県には、沖縄中央卸売市場沖縄県くみあい生花株式会社があります。
取引には、沖縄県中央卸売市場の承認と、当市場との買受人登録が必要です。
スタッフの確保（30〜60日前）
スタッフを雇用する場合は、店舗に合ったスタッフの求人を行えるよう、求人媒体、求人広告の内容等に留意しましょう。
店内備品購入（15日～30日）
店舗内で使用する備品などをまとめて購入するお店は決めておくと良いでしょう。
販促・広告（販促物の印刷は30〜35日前に）
販促には、様々な方法があります。コンセプトに沿った販促・広告の方法を選定します。
販促の方法には、下記のもの等があります。
・チラシ配布
・Webサイト
・ショップカード
・フリーペーパー
・看板、のぼり
開店
すべての準備を整えていよいよ開店です。
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店舗の内装工事費用を抑えるためには、複数の内装業者から見積もりを出してもらうことが有効です。見積もり書の項目を比較することで、項目漏れを防ぐことができますし、適正な価格を知ることにも繋がります。
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