エステサロンを開業する際の開業資金について
エステサロンの開業方法にはいくつかのパターンがあり、それぞれによって初期費用もことなります。
また、店舗の広さ、立地、スタッフの人数などにより、費用は変わってきます。自分の思うコンセプトと予算に沿って、無理がないように、費用を算定しましょう。
エステサロンの開業の形
エステサロンを開業する方法として、下記のような方法が考えられます。
- 自宅で開業する。
- 他業態の施設内に開業する。
- 自分の店舗（テナント）を持つ。
以下に、それぞれの形での開業費用について、ご説明致します。
エステサロンを開業する際の費用内訳（概算）
自宅で開業する場合
自宅の一部を利用して開業する場合、物件取得の初期費用や月々の家賃も不要なため、資金が少なくても、エステサロンを開業できます。自分一人での開業ならば、50万円程度から始めることができます。
しかし、店舗としての店構えを持てない（あるいはマンションなどは看板が出せない）ため、集客に苦労することも、多いようです。
自宅をサロンにすると、生活感があり、サロンとしての雰囲気が出しにくくなると言ったデメリットもあります。また、宣伝がしにくい場合は集客に限度があり、収入に結び付きにくい可能性もあります。
他業態の施設内に開業する。
こちらは自宅開業の次に資金がかからない方法です。ホテルや温泉施設、スポーツクラブなどのスペースを借りてエステサロンを開業します。
一般的な店舗を借りるよりも開業資金が抑えられ、リスクも低く、自分のサロンと同様に運営することができます。集客も施設と共同でできるのもメリットです。
しかし、逆に客層が施設の利用者で決まってしまうことや、元々ある施設内での開業のため、内装が制限される可能性もあります。そのため、エステサロンの雰囲気作りが難しい場合があります。
自分の店舗を持つ
一般的な開業方法です。3つの中で費用が一番かかります。スタッフ1～2名で運営する小さな店舗でも200万円以上は必要になります。
しかし、店舗を構えていることで、新規のお客様を獲得しやすい。自分の思うコンセプトに沿った店舗が作れる。規模が大きければそれだけ売上げも倍増する可能性がある。などのメリットもあります。
ただし、オーナーとしての経営手腕が必要になります。自分の店舗を持つ場合は下記のような費用が発生します。
・物件取得費
前家賃、敷金・保証金（賃料の３～６か月が目安）、仲介手数料（家賃１か月分）等 、これらを合わせて、店舗賃料の４～７か月分というケースが多いようです。（沖縄県の場合）＊地域によってことなりますので、希望の地域の情報をよく確認しましょう。
・店舗工事費
内外装工事費、新装の場合、内装工事費は一般的に坪20万円程度が目安となります。（現場状況により、坪20万以下の場合も、以上の場合もあります。）
＊（自宅、マンション、施設内でも内装の工事が必要な場合は工事費が発生します。）
以下の項目は、どの形の店舗でも、費用が発生します。
備品費
什器備品、エステサロンで使用するベッド、美容機器、ほかの設備の費用です。
広告宣伝費
販促費、オープニングイベント費等です。
運転資金
自宅で開業する場合は、運転資金も余り必要ではありませんが、それ以外の場合、賃貸料、光熱費、自分以外のスタッフを雇う場合の人件費・自分自身の生活費などを想定して準備しましょう。
その他費用
その他の予備費用です。
エステサロン開業時の初期投資を抑える。
エステサロンの開業に必要な資金は、開業の仕方や規模にもよりますが、一般的に0から立ち上げた場合は200万以上は必要だとも言われています。
立地、内装にこだわればさらに資金は必要です。
そこで、新規に開業される方は、運転資金に余裕を持たせる為に、初期投資を抑えることをお勧め致します。
開業費用を抑えるためのご提案です。参考にご覧ください。
